@article{oai:kokushikan.repo.nii.ac.jp:00011359, author = {中村, 一夫 and Nakamura, Kazuo}, journal = {国士舘人文学, Kokushikan journal of the humanities}, month = {Mar}, note = {J-GLOBAL ID : 200901062050426428, 表記、とりわけ漢字の使用状況に注目し、彰考館甲本・彰考館乙本・書陵部本・承空本の本文と伝本のありようについて考察した。江戸期書写の彰考館甲・乙本および書陵部本は「兄弟関係にある」「ほぼ同一系統のテキスト」と考えられるため、本文そのものには大きな異同は確認できない。鎌倉期書写の承空本の本文もまた書陵部本と親と子、あるいは書承関係があるとされるもので、本文はほとんど一致する。しかし、これら四本を表記のレベルで比較すると、しばしば異なる性質を見出だすことができる。文字を物語構築に奉仕する単なる記号ではなく、書写環境や成立の事情までをも含み持つ表記情報として捉え直すことによって、伝本の性格や本文の相対的な関係性をうかがうことができるのではないか。, application/pdf}, pages = {135--145}, title = {『篁物語』伝本考 : 表記から見た}, volume = {7}, year = {2017}, yomi = {ナカムラ, カズオ} }